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 なお、最近10年間における保有船腹量の推移をみると、次の通りである。


(B)海運事情と保有船主の実態
 トリニダット・トバゴは小さな群島から成る小国であるが、国家経済を支える石油・石油関連製品の輸出・経済開発計画に伴う各種生産財や資材、その他大量の食糧品の輸入などのため、海上荷動き量も年々増加してきている。
 このため、これに必要な自国海運の育成、強化、発展に意欲を示しているが、具体的な計画実施には到っておらず、むしろ弱体化の傾向にある。
 同国は、従来から新造船舶の購入は海外からの融資に依存しており、最近の同国経済状況からみて、早急な海運力増強は困難な状況にある。

 

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