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 貿易関係では、グアテマラの貿易収支は、恒常的に赤字基調であったが、87年以降は赤字貿易が続いている。
 グアテマラの主要輸出商品は、伝統産品のコーヒー、砂糖、バナナ、カルダモン(香辛料の一種)などであり、これらは輸出総額の約50%を占め、特にコーヒーは26%(97年)を占めている。
 このため、コーヒー価格の変動はグアテマラ貿易の収支に大きく影響を与えている。
 薬品、電気機器部品などの非伝統産品も徐々に増産し、多様化しつつある。
 主要輸入商品は、中間財、消費財、資本財などであるが、燃料類も約7%(97年)と大きなシェアを占めている。
 グアテマラの貿易相手国としては、伝統的に米国が輸出入とも圧倒的な地位を保っており、輸出で33.6%、輸入で43.9%(96年)を占めている。
 日本は、輸出入いづれも6〜7位程度である。

 

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