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 貿易関係では、モーリタニアの貿易収支は赤字基調が定着しており、特に1992年には84年以来最高の5,450万ドルの赤字を記録している。
 しかし、その後順次好転して1996年以降は黒字貿易となっている。
 主要輸出商品は、魚介類と鉄鉱石であり、それぞれ輸出総額の45〜50%を占めている。
 主要輸入商品は、食品、機械、輸送機械、建設資材などである。
 主要貿易相手国は、輸出では日本が第1位(21.8%)を占め、イタリア、フランス、スペインが続いている。
 輸入では、フランス、アルジェリア、スペイン、中国の順となっている。
 対日貿易では、恒常的な黒字貿易であり、軟体動物(たこ・いか)、冷凍魚などを輸出し、貨物・乗用自動車、タイヤ、エンジンなどを輸入している。
 モーリタニアに対する経済協力では、日本はフランスに次いで第2位(95年)となっている。

 

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