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(B)海運事情と保有船主の実態
 南アにおける船舶需要は、政府機関の需要を中心として着実な伸びを示していたが、最近における国内経済事情を反映して停滞している。
 南アにおける主な海運会社は数社あるが、このうち、South African Marine Corp(Safmarine)は南ア外航海運の代表であり、Unicorn Linbs社は沿岸輸送に主力を置いている。
 南アの海運は、1946年のSafmarineの創立に始まっている。
 同社は、当初は外航よりも沿岸航路の運営に主力をおいていたが、その後、政府は南ア経済の発展に備えて外航を重要視し、南ア・欧州航路のコンテナ化に進出した。
 南ア政府は、Safmarineの株式の52%を保有している。
 Safmarine社は、95〜97年にバルク・キャリア7隻(370,052G/T)を増強している。Unicorn社は、南ア〜東・西ア間およびインド洋諸島間の輸送に従事し、ダーバン〜ケープタウン間にコンテナ船も就航させている。
 なお、SafmarineがUnicorn社の株式の27%を保有し、実質的な支配権を有している。
 Unicorn社は、96〜97年にタンカー3隻(84,081G/T)を増強している。
 各社の保有船舶その他は、次の通りである。
   

 

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