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 最近の10年間における保有船腹量の推移は、次の通りであるが、1988年の77隻、91,549G/Tをピークとして年々減少し、97年には半減している。

(B)海運事情と保有船主の実態
 マダガスカルは、沿岸、海洋運送のほか、河川や運河を利用した国内輸送が発達している。
 運河は東部海岸近くのトアマンナからファラファンガに通じる長さ700?のパンガラン運河があり、河川は西部海岸地方の多数の河川が、いづれも約160?の遡行が可能である。
 マダガスカルの海洋海運は、保有船舶も最盛期の50%以下となり、老朽化も進んでおり発展していない。
 なお、同国には18の港があるが、最も大きいのはトアマシナ港で、全体の約70%の貨物を取り扱っている。
 1987年には、世銀からの1,600万ドルを含む3,480万ドルの外国借款により11港の整備が行われている。
 マダガスカルにおける主な海運会社は、次の通りである。

 

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