マダガスカルの貿易は、恒常的な赤字貿易であり、96年は1億2,000万ドルの赤字幅となっている。
　輸出の主要商品は、コーヒー、えび、バニラなどで、これらの合計輸出は全輸出額の約46%に達している。
　輸入の主要商品は、原油、車両、動力機械、電気製品などである。
　主要相手国は、輸出ではフランス、日本、ドイツ、イタリア、輸入ではフランス、イラン、南アフリカ、ドイツ、日本などであるが、旧宗主国フランスがいずれも30〜35%のシェアを占めている。
　また、対日貿易では黒字を計上しており、えび、クロム鉱、バニラ、石英などを輸出し、貨物自動車、漁船、乗用自動車、バス、自動車部品などを輸入している。
なお、経済協力では日本がフランスに次いで第2位(95年27.1百万ドル)となっている。

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