日本財団 図書館


 セネガルの貿易は、例年、輸入が輸出を上回り、貿易収支は恒常的に赤字を記録している。
 主要輸出品目は、落花生とその加工品、魚類、燐鉱石などであり、魚類の輸出は総輸出額の28.8%(96年)を占め、輸出品の首位を占めている。
 一方、主な輸入品目は、米を主とした食料、石油・石油製品、化学製品、機械類、輸送機器などで、近年は特に機械類、輸送機器の輸入が増加している。
 セネガルの輸出相手国としては、旧宗主国のフランス、次いでインド、イタリア、マリとなっている。
 輸入相手国では、フランスが圧倒的に大きなシェア(96年、35.5%)を占め、次いでドイツ、米国、インドの順となっている。
 また、日本との貿易では、輸出品目では、いか・たこなどの魚類、白亜(燐酸を含む)、輸入品目では貨物・乗用自動車、合成繊維、鉄鋼板等が主なものである。

 

前ページ    目次へ    次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION