(B)海運事情と保有船主の実態
ギニアの保有船腹量は全体で約7,000G/Tと規模が極めて小さく、かつ漁船がその約70%を占めるという状況である。
このため、海運会社も国営のSociete Naval Guineenne Transports Maritimes,Alfa Marine Services Ltd.などがあるに過ぎない。
なお、1982年に経済協力船(円借款)としてボーキサイト運搬船(45,000WT)が日本政府においてプレジされ、当会会員等も入札に参加したが、同国の政治・経済事情から本案件は進捗していない。
同社は、1968年に国有海運会社として設立され、自社所有船の運航のほか、ギニアとの定期航路をもつ主要外国海運会社の代理店業務を扱っている。
同社は、自社保有船の運航のほか、コナクリ港における荷役業務、港湾貨物輸送業務などを扱っている。
4.Sotoramar
(所在地)Kamsar, Guinea
同社は、1971年に設立され、自社保有船の運航のほか、カムサル港におけるボーキサイト輸出業務を行っている。
5.Port Autonomu de Conakry
(所在地)P.O.Box 805,conakry, Guinea
コナクリ港湾局が曳船の2隻(最大1,600馬力)、カムサル港湾局が曳船2隻(2,896馬力、2,850馬力)を保有している。