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西サモア

西サモア造船業

ご来場の皆様

・タロファ!・・・これがサモア語で「よろしく」というご挨拶です。

・サモア政府に代り、サモアの海運業の歴史を簡単にご紹介したいと思います。

・サモアの海運業は主に国営で、民間企業はそれを補完する港内運送や国際海運代理業の分野で貢献しています。

・ここでは、政府の役割についてお話しします。

・海運業は国有企業2社が運営しています。

1)サモア・シッビング・コーポレーション(SSC Ltd.)

 SSCの主な業務は、米領サモア(アメリカ合衆国信託統治領)を含むサモア諸島間で、フェリーによる海上輸送の運営であります。
 また、主にトケラウや米領サモアなど、島国内の用船契約も行っています。
 SSCは、米領サモアとサモア間でウィークリー・サービスを運航し、さらにサモアの主要な諸島間では1日3回の運航を行っています。投入船舶は以下の通りです。

レディー・サモア?

クィーン・サラマシナ

タウサラ・サラファイ

フォツ・オ・サモア

SSCの従業員は107名でその内訳は

船舶職員10名

〃部員46名

見習船員18名で、

残りは事務職員です。

2)サモア・シッピング・サービス(SSS Ltd.)

 SSSは国営海運の国際部門であり、外国船の船員配乗も行います。最近、政府は、所有船舶のうち唯一のコンテナ船(325TEU)フォーラム・サモアを売却しました。この船は、SSSが操業を始めた1978年以来、パシフィック・フォーラム・ラインにチャーターされていました。

 同船の売却は本年4月のことですが、政府はその代替船の新造を検討しています。

 同僚とともにこの会議に列席する機会に恵まれましたので、この会議で得た知識を、政府の代替船新造計画に役立てられるものと期待しております。

 

海員養成学校

 ご承知のように、海員養成学校は海運業を背後から支えるものでありますが、わが国の海員養成学校は1978年に設立され、最近、政府は同校を工科大学に昇格させました。

 

法規

 最近、政府は以下の立法措置を取りました。

1)港湾局の設置

2)STCW条約関連など、海運法の改正

ご列席の皆様、以上、わがサモアの海運業の歴史を簡単にご紹介申し上げました。

 

 

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