8. サンゴ礁
造礁注物が集積、固結してできた礁石灰岩力紙潮立面または、それに近い位置まで海底から高まり、防波構造をつくっている地形を言う。
<石川県>
石川県には環境庁による「海域生物環境調査報告書」の調査基準である被度5%以上、面積0.1ha以上の群集は存在しない。しかし、平成7年度、のと海洋ふれあいセンターの調査によると、九十九湾の湾口部の2個所に、ジュズサンゴ属の一種が分布していることがあきらかとなった。しかし、上記のように環境庁の調査基準以下であるためマップには記載しない。
【資料】[能登の海中林」 のと海洋ふれあいセンター 平成8年2月
? 生物相・生物資源生産
1. 塩性群落
塩類を含んだ土地で生育できる植物、海岸の塩性湿地などで生育する植物の群落を言う。
<石川県>
海岸部における塩性群落、及び保護上重要な植物群落を記する。
2. 哺乳類
石川県では、トド・オットセイ・ゼニガタアザラシ・ゴマアザラシ・ワモンアザラシ等が生息している可能性があるが、情報不足もあり確認できない。
【資料】 「動植物分布調査報告書(哺乳類)」環境庁自然保護局1993年
3. 野鳥
石川県は1983年の調査では370種の鳥類が確認されており、東京都の370種と並んで最も鳥類の種類が多い県である。
これは、石川県が本州の中央に位置していると共に、半島として日本海に突き出いるため、南北両系統の種が往来することによる。更に輪島市の舳倉島は全国的にも希にしかみられない大陸系の鳥類が多く出現している。
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