資料1: 使用データについて
1 データ元
本調査では以下に示す基礎データをLMIS社
(Lloyd's Maritime Information Service Ltd.)から入手し、それを元にデータベースを作成し解析した。
(LMIS社の概要)
LMIS社は、ロイズ船級協会(Lloyd's Register of
Shipping)及びLLP Ltd. * を親会社として、1986年に設立された。
LMIS社は、これら親会社の所有するデータベースを、ニーズに応じて提供している。
2 基礎データ
基礎データは、「動静データ」、「船舶データ」及び「港データ」の3つのデータから構成されている。
2.1 動静データ
動静データは、世界各国にある1,800のロイズエージェント(LLP
Ltdに密接な関係を持つ代理店組織)から日々報告されたものの中から、下記の調査対象にあわせ抽出したデータである。
・ 調査対象港 : 日本港
・ 調査対象期間: 1997年1月1日〜12月31日
・ 調査対象船舶: 500GT以上の外航船
(データの内容)
・ 船名(船舶番号)
・ 寄港地/寄港開始日/寄港終了日
・ 前寄港地
・ 次寄港地
2.2 船舶データ
船舶データは、前記動静データに使用された船舶の諸要目をLMIS社の親会社が所有するデータベースの中から抽出したデータである。
(データの内容)
・ 船名
・ 船籍国
・ 建造年
・ 総トン数
・ 載貨重量トン数
・ 船種
2.3 港データ
港データは、LMISの親会社が所有する港のデータベースの中から、前記動静データに使用された港のデータを抽出したものである。
(データの内容)
・ 港名
・ 位置(緯度、経度)
・ 所属国
2.4 統合動静データベースの作成
前述の基礎データから、統合基礎データベースを作成し、解析・集計に用いるため、各港毎のデータベースを作成した。
*1 ) ロイズ保険組合の「Lloyd's of London Press」の発行部門がロイズ保険組合と資本を別にして発足した会社で、現在Lloyd's
List等の出版物を扱っている。