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航海計画

 

14.7 当委員会は、MEPC40において、NAV小委員会が、航海計画事項を検討するまで、当該事項の議論を延期すべきことで同意したことを想起した。

 

14.8 当委員会は、MEPC 42/2/5第2項で報告されているのように、NAV 44が、総会決議案の最終化時、航海計画事項をNAV 45で審議することを意図して、すべての船舶に適用される、予備的総会決議案及び航海計画のためのガイドラインを準備したことを銘記した。

 

14.9 当委員会は、NAV小委員会における全船舶用航海計画のためのガイドライン議論が最終化するまで、本件の検討を延期することで合意した。

 

事前通報

 

14.10 当委員会は、MEPC 42/3/1第6項で報告されているように、MSC 69が、事前通報問題を検討したが、他の危険品輸送のため好ましくない先例となるおそれがあり、かつ、通報がテロリストの妨害を招くおそれがあることを認識して、現時点では、これ以上追求しないことで合意したことを銘記した。

 

14.11 加えて、当委員会は、MEPC 42/2/5第3項で報告されているようにのように、NAV 44が、MSC 69の決定を銘記しつつ、MSC及びMEPC両者からの指図を未解決のままとして、事前通報問題を検討しなかったことも銘記した。

 

14.12 当委員会は、MSC 69の決定に同意し、現時点では、本件を追求しないことで合意した。

 

INF物質輸送及びその結果生ずる事故に付随する特殊危険に係る文献調査

 

14.13 当委員会は、放射性物質が環境にもたらす潜在的危険性を評価するために、本件に係る文献再調査の指揮という初期業務を伴った、IMO、IAEA及びUNEPで構成される非公式部局間グループが設立されたことを想起した。

 

14.14 当委員会は、事務局から、以下の事項の報告を受けた。

 .1 文献再調査実施のためには、どのような結論においても、いかなる方向にも偏らないことを保証するため、適切な専門的技術知識及び中立性の両面から、コンサルタントを雇用することが必要であることで合意されていること。

 .2 文献再調査の初期段階はデータ収集活動となるので、当該部局間グループを代表して行動するIAEAが、短い候補者リストを特定していることを銘記したこと。

 .3 初期段階活動実施のため、2つのコンサルタントが選出される予定で、MEPC 43において経過報告が入手可能となることが期待されていること。

 

14.15  当委員会は、これらの進展を銘記し、事務局に対し、文献調査の経過をMEPCに報告し続けるよう指示した。

 

沈船又は流失貨物の位置確認、特定及び救助のための方策

 

14.16 当委員会は、本件がMEPC 41/20付属7に含まれているとはいえ、本件に関する文書が、MEPC 42における独立事項として提出されていないことを銘記した。
結果として、当委員会は、本件について、今回は議論しないことに決定した。

 

 

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