持続可能な開発委員会(CSD)へのIMO報告案
12.11 当委員会は、前会期における議題"UNCEDフォローアップアクション"検討時、CSDにIMOの業績を報告する必要性が認識されたことを想起した。
議論の後、当委員会は、CSDに提出する観点から、事務局に対し、MEPC
42における検討のためのIMO活動報告書案作成を指示することで合意した。
12.12 これに関連し、当委員会は、第7回CSDが、主議題を"外洋及び海洋"として、1999年4月に開催予定であることを銘記した。
UNCEDへのフォローアップにおけるIMOの責任は、外洋及び海洋に関するものなので、当委員会は、第7回CSDへのIMO報告書提出が、時宜を得かつ適切であると思慮した。
12.13 当委員会は、UNCED以降の主なIMO業績及びさらなる発展分野に関する一般情報提供した、CSDへの報告書案(MEPC
42/12/2)を銘記した。
報告書案は、主として最近数年間におけるMEPCにおける進展に焦点を合わせているとはいえ、持続可能な開発のという面においては、海洋汚染の防止及び制御が重要な要因となるので、航行安全及び国際海峡管理のような、海上安全促進のためのIMO業績のいくつかが報告案に取入れられた。
12.14 当委員会は、報告案が以下の内容を含んでいることを銘記した。
.1 第2節"UNCED以降の主な業績"として、船舶からの大気汚染防止、船舶バラスト水中有害水生生物、特別海域・特に敏感な海域の保護、油・化学物質汚染準備・対応、HNS汚染被害の補償、放射性核燃料の海上安全輸送、寄港国管制を通じた海洋汚染防止、IMO条約批准拡大・効果的実施の促進、航行安全及び国際海峡管理についての各分野における業績
.2 第3節"さらなる進展分野"として、沖合油・ガス活動からの海洋汚染防止、船舶からの港湾廃棄物受入施設及び船底防汚塗料使用有害影響
12.15 CSDへの報告書案について発言した代表は、事務局が実施したすばらしい作業を評価し、かつ、若干の原文改善及び報告書案に追加されるべき事項を提示した。
事務局は、MEPC 42/WP.14に記載の代表団によるコメントに基づく修正のセットを作成した。
12.16 当該各修正提案を検討し、当委員会は、修正され、かつ、付属10記載の報告書を承認し、また、事務局に対し、順を追ってCSD
7に提出するよう要請した。