3. 他組織の作業
LEG 77の結果
3.1 当委員会は、第77回法律委員会が、1998年4月20〜24日の間開催され、また、当委員会関連事項要約が文書MEPC
42/3に記載されていることを銘記した。
3.2 当委員会は、LEGが2つの別の条約策定となる沈船撤去及び船舶燃料油汚染のための賠償問題について、継続的に検討中であることを銘記し、また、LEGが、LEG作業方法・組織ガイドラインを再検討し、かつ、MEPC
43/3の第6項を第9bis項を含んだ規定とするように、当該ガイドラインを改正することで合意したことを銘記した。
3.3 英国代表団は、燃料油条約策定が、LEG議題における最重要項目の一つであると発言した。
当該条約の目的は、船舶の燃料油による油汚染の責任についての国際ルールを制定することにある。
LEGは、IMO総会に対し、2000年の外交会議招集を勧告していることから、1999年4月のLEGにける、本件及び他のLEG最重要項目についての作業完了目標を、LEG自身に課している。
英国は、燃料油条約の進展を強く支持し、LEG内での進展を歓迎した。
英国は、未解決問題が迅速に解決され、かつ、1999年4月LEGにおいて、LEGが外交会議招集を勧告できることを望んでいる。
3.4 当委員会は、MEPCが、船舶の燃料油によって生ずる汚染のための強制的賠償体制の必要性に関与してきていることを想起して、LEGによる本件の進捗状況を満足を持って銘記した。
MSC 69の結果
3.5 当委員会は、MSC69が1998年5月11〜20日の間開催され、当委員会関連事項が文書MEPC
42/3/1に要約されていること銘記した。
3.6 当委員会は、MARPOL 附属書III、INFコード、人的要因、公式安全評価及び当委員会ガイドラインに関する事項についてのMSC69の決定を、関連議題項目の下に検討した。
3.7 IMO関連条約における統一的用語使用に関連して、当委員会は、MSC
69が、さらなる検討が必要であることを認識して、ガイドライン案についての検討をMSC
70まで延期することで合意した旨を銘記した。
3.8 当委員会は、MSC/Circ.879/MEPC/Circ.348として配布予定の、スチレンモノマーを輸送するための同等措置に関するMSC/MEPC回章案を承認した。
前ページ 目次へ 次ページ