(3) 航行管制における指示基準
? 通航時間帯の制限
危険物積載船で総トン数50,000トン(液化ガスの場合は総トン数25,000トン)以上の船舶は、日出1時間前から日没時までの間に航路を航行すること。
? 視界不良時の措置
航路等における視界の状況が視程1海里程度以下になった場合、巨大船、危険物積載船で総トン数50,000トン(積載している危険物が液化ガスである場合にあっては総トン数25,000トン)以上の船舶、危険物積載船で長さ130m以上の船舶および長大物件曳航船等の航路の航行制限を行う。
視界の状況が1海里程度に回復した場合、航路の航行制限を解除する。
?
航路の航行制限解除後の航行制限対象船舶への指示等
航路の航行制限が解除された場合、待機船舶の隻数、性能、待機場所および待機方法ならびに航路等における通航船舶の状況等を考慮して待機船舶に対し指示する航路入航予定時刻を決定する。
?
航路入航予定時刻を指示する場合の間隔
対象船舶同士が航路にほとんど同時に入航する場合に、下表の時間以上の間隔で航路入航予定時刻を指示する
対象船A |
: |
巨大船、危険物積載船で総トン数50,000トン(積載している危険物が
液化ガスである場合にあっては総トン数25,000トン)以上 |
対象船B |
: |
全長130m以上200m未満の危険物積載船 |
対象船C |
: |
長大物件曳航船等 |
2.3 海上交通情報の提供
船舶は、次の交通情報等の入手に努め、航路航行予定時刻の調整、早期避泊等の安全措置を講ずること。
? ラジオ放送
NHKラジオ第一放送729kHz(毎日18:50〜19:00「お知らせ」)
翌日の巨大船の航路航行予定
?
周知用無線局(伊良湖水道航路管制信号所)
"いらごこうろかんせい"から1,665kHzにて定時(毎時25分〜30分)および臨時(緊急情報入手時)に、
巨大船等の航路入航予定
航路の航行制限
工事作業の状況
海難の状況
を放送している。
?
電光式矢印表示盤等(伊良湖水道航路管制信号所)
電光式矢印表示盤等で、巨大船の進行方向および信号所前面の航路通過予定時刻を表示している。
? テレホンサービス
巨大船および長大物件曳航船等の航路入航予定等
TEL 052-653-4621
(注)加入電話または船舶電話で聞くことができる。