平成10年度
笹川科学研究助成募集要領
1. 趣旨
「笹川科学研究助成」は、21世紀に向かって真に質の高い社会の実現のため萌芽性、新規性および独創性のある内容をもった研究を奨励し、振興することを主旨とし、他からの研究助成が受け難い研究を全国的に掘り起こすとともに、意欲に満ちた優れた若手研究者の育成ならびにその研究に対する助成を目的とします。
2. 対象となる領域ならびに申請区分
人文学、社会科学および自然科学(医学を除く)、またはそれらの境界領域に関する研究。
なお、本年度は上記領域を次の申請区分に分けます。
(1)一般科学研究
(2)学芸員・図書館司書等が行う研究
(3)海洋・船舶科学研究
3. 研究計画および助成額
研究計画は、単年度(平成10年4月1日から平成11年2月28日まで)内で研究が完了し、成果をとりまとめられるものとします。
なお、次年度以降も継続して行う必要がある研究計画については、その研究の内容に応じ3ケ年を限度とし、各年度ごとに審査の対象とします。ただし、次年度以降の助成については、内約いたしません。
助成額は、1研究課題あたり年間100万円を限度としています。
4. 募集の対象者
平成10年4月1日現在、35才以下の者であって、次の条件を満たす者
ただし、大学院生、学芸員および図書館司書等にあっては、その限りではありません。
<応募条件>
(1)平成10年4月1日現在、大学院修士課程ならびに博士(前期・後期)課程に在籍する者および進学予定者
(2)大学院生と同等以上の能力を有する者
(3)大学、研究所、研究機関、教育機関等において研究活動に従事する者
(4)博物館(含む類似施設)で学芸的業務に従事している学芸員等および図書館で情報処理等に関し研究活動に従事する司書等
5. その他の申請条件
(1)研究計画は、申請者が主体となって行う研究とします。その研究は、平成10年4月から着手しようとする研究および研究途上の研究とします。
(2)他の研究助成団体等から既に助成を受けている研究、助成を受けることが内定している研究およびその研究が実質的に完了している研究は、対象となりません。
(3)申請者は、申請時に日本国外在住であっても研究実施の本拠は日本国内とし、当該研究完了までには在日できるものとします。
(4)申請者が、外国からの留学生ならびに研究員にあっては、所属大学院等の日本在住の研究指導者もしくは日本人研究協力者を必要とします。
(5)申請者は、当該研究について推薦書を必要とします。なお、大学院生の申請者は、研究指導者の推薦書、学芸員(含む学芸員補)および図書館司書等にあっては所属館園の長もしくは所属長の推薦書を必要とします。
(6)申請は、1個人1研究計画に限ります。