日本財団 図書館


3.3SMGTの内航船への適用調査

a)目的

本研究は、平成9年度に基本設計したSMGT本体のみでなく周辺機器を含む機関システム全体及びその機器配置を検討して、SMGT全体構造の詳細設計の基礎資料を得ることを目的とした。

b)対象の船舶

SMGTの出力に見合った、高速旅客船(約300G/T)、貨物船(約750G/T)及びカーフェリー(約1,500G/T)を検討対象船舶とした。

c)機関室配置

高速旅客船においては、上甲板から下に配置される機関室にSMGTの熱交換器、給排気系含め最適に配置するためには、出力軸、推進軸を減速機を介してコの字型としたほうがよいことがわかった。

一方、貨物船及びカーフェリーについては、直列配置でも問題なく配置することが可能とわかった。いずれにしても従来の機関室より遙かに小さいスペースに配置することが可能であることが明らかになった。

機器配置の例を図3.3-1,3.3-2及び3.3‐3に示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION