(3) GF
PMのオープン・クローズ・トランザクションの開始・終了などを行うために利用する。次項に示すDFFではトランザクションの制御は行わない。アプリケーション内部でGFとDFFを併用してアプリケーションとPM間のトランザクションを制御する。
(4) DFF
2.2.3で述べた通りDFFは造船業固有のアプリケーション開発に必要な機能群の集合であり、様々なアプリケーションが開発されるにつれて拡充されていくものである。初期生産設計アプリケーションで利用するものを今回新たにDFFのサービスとして実装した。この初期生産設計アプリケーション向けのサービスをDFF/IPD (IPD: Initial Production Design)と呼ぶ。DFF/IPDにはPMにアクセスが必要なものとPMへのアクセスが不要なものがあり、前者はブロック分割定義の実行や管理物量算出などであり、後者は分割面の定義や移動などである。DFF/IPDは8つのインタフェースで構成される。図5.2-8にその継承関係を示す。