日本財団 図書館


図における主なアプリケーションの内部処理の説明:

(a) 初期生産設計アプリケーションコンテンツのダウンロード

(b) PMのオープン・クローズ・トランザクションの開始・終了

(c) 継手生成、ブロック属性操作などの実行

(d) 幾何情報(VRML)の取得

(e) 管理物量を算出しExcelに出力

(F) DFFによるGFの呼び出し

(g) GFによるPMへのアクセス

(2) クライアントの開発環境

初期生産設計アプリケーションの開発環境を表5.2-2に示す。

 

表5.2-2 クライアントの開発環境

133-1.gif

 

(3) GF

PMのオープン・クローズ・トランザクションの開始・終了などを行うために利用する。次項に示すDFFではトランザクションの制御は行わない。アプリケーション内部でGFとDFFを併用してアプリケーションとPM間のトランザクションを制御する。

(4) DFF

2.2.3で述べた通りDFFは造船業固有のアプリケーション開発に必要な機能群の集合であり、様々なアプリケーションが開発されるにつれて拡充されていくものである。初期生産設計アプリケーションで利用するものを今回新たにDFFのサービスとして実装した。この初期生産設計アプリケーション向けのサービスをDFF/IPD (IPD: Initial Production Design)と呼ぶ。DFF/IPDにはPMにアクセスが必要なものとPMへのアクセスが不要なものがあり、前者はブロック分割定義の実行や管理物量算出などであり、後者は分割面の定義や移動などである。DFF/IPDは8つのインタフェースで構成される。図5.2-8にその継承関係を示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION