・作業指示情報:
溶接線の詳細表現について実装した。最初に溶接線クラスは部品と部品の接続関係で表現し、その属性の接続タイプに突き合わせ・隅肉・ラップが記述されている。溶接線クラスはそのサブクラスとして詳細溶接線クラスを設け、これは裏表両方向の線の認識、部分的な細分化を表現することができる。その属性には、脚長、のど厚方向、開先タイプ等が表現でき、図4.5-3の部分的な詳細情報を記述することができる。
・構造様式との整合性保持:
配材される物は個々の部材であり、これらは全て中間製品で表現され、落とし込みか引き込みかということは、中間製品クラスの属性・配材タイプに設定される。一方、その中間製品に内在するスロットで配材方向にあるスロットが検索される。工程設計アプリケーション及びPMでは次の手順でスロット形状が決定される。
手順1:対象スロットの検索
手順2:中間製品経由で配材タイプの検索
手順3:配材タイプからスロットタイプの認識
手順4:スロットカタログからタイプに合わせた形状の自動生成
以上の手順を表したのが図4.5-5である。