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表4.5-2 工程設計の拡張機能一覧

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・作業指示情報:

溶接線の詳細表現について実装した。最初に溶接線クラスは部品と部品の接続関係で表現し、その属性の接続タイプに突き合わせ・隅肉・ラップが記述されている。溶接線クラスはそのサブクラスとして詳細溶接線クラスを設け、これは裏表両方向の線の認識、部分的な細分化を表現することができる。その属性には、脚長、のど厚方向、開先タイプ等が表現でき、図4.5-3の部分的な詳細情報を記述することができる。

・構造様式との整合性保持:

配材される物は個々の部材であり、これらは全て中間製品で表現され、落とし込みか引き込みかということは、中間製品クラスの属性・配材タイプに設定される。一方、その中間製品に内在するスロットで配材方向にあるスロットが検索される。工程設計アプリケーション及びPMでは次の手順でスロット形状が決定される。

手順1:対象スロットの検索

手順2:中間製品経由で配材タイプの検索

手順3:配材タイプからスロットタイプの認識

手順4:スロットカタログからタイプに合わせた形状の自動生成

以上の手順を表したのが図4.5-5である。

最終年度に向けて残された課題は次の通りである。

1] 相対表現の拡張:

現状では分割面と部材との相対表現のみが実装完了しているが、分割面と分割面の相対表現ができるように拡張する。

2] 構造様式と工作法との整合性保持機能:

この整合性保持機能はACIM FL拡張の大きな課題の一つであり、現状では概念設計段階で進捗している。来年度はFL拡張とアプリケーションの2点で具体的な実装に入り、上記検討した実運用のシナリオを再確認することになる。

 

 

 

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