(3) 拡張結果の検証
作成したFLが拡張仕様書通りにできているか、更に拡張仕様自体が妥当であったかを検証するために、メソッド単体での動作確認だけでなく、FLを実際に使用する時に想定される手順に従って検証を行った。検証に当たっては仮想のダブルハルタンカーを対象にモデルの登録・修正・削除などの操作を行った。この仮想タンカーは拡張したFLの検証のために特に設計した船で、「ACIM丸」と呼んでいる。そのタンク配置を図4.1-5に示す。
検証作業は、FLを直接リンクしたC++のテストプログラムを作成し、そのプログラムをバッチ的に実行した後に結果を表示して、意図した通りの結果になっているか否かを確認することによって行った。使用したテストプログラムのソースの一部を図4.1-6に示す。