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飯盛・北条の里山を保全する会

代表者:古谷昭雄

連絡担当者:古谷昭雄

 

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■設立の経緯

フィールドは、金剛生駒国定公園内の飯盛山の山麓に位置する学校法人大阪信愛女学院の20,000坪におよぶ山林である。あることから、同学院に何に使うこともなく長年放置されるがままになっている山林のあることを知った同学院短期大学の教職員有志により、1996年の秋から里山保全活動が始まった。現在では、活動地のすぐ近くの住民の方、同じ生駒山系で里山保全活動をしておられる方も参加している。

当フィールドは、同学院が所有するまでは石切場として利用されていたようである。70年に保安林に指定され、72年の大東大水害後の翌年には砂防ダムが建設されている。また65年、70年には山火事がおこっている。

私たちの保全活動は、当初、不定期に行われていたが、現在では毎月の第1日曜日の午前10時から午後3時頃まで行われている。97年の末には、動植物の観察や植物の植生調査、動物の生態調査等を行う野外観察の学習活動施設として、プレハブの仮設小屋が同学院によって設置され、私たちの活動にも利用させてもらっている。休憩や雨天時の作業場として、あるいはトイレの利用や井戸からの水の利用ができるなど重宝な施設である。

 

■活動内容

毎月の第1日曜日の午前10時から午後3時に活動をしている。午前10時にJR学研都市線の四条畷駅のタクシー乗り場に集合、あるいは北条神社北の山道を150mほど登った活動地の入口の小屋前に直接集合している。昼食には、豚汁や粕汁などを用意している。これらの内容によっては当日会費・300円に若干の+αを徴収している。4月の活動日は、午前中の下草刈りの後、午後からは昼食を兼ねてフィールド内で花見をしている。花見は、活動が始まったころ、蔓と笹に覆われて枯れかかっていた3本のうちの救うことができた2本の桜の木の近辺で行っている。

 

 

 

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