日本財団 図書館


手をつないでみよう

 

 

障害のある人についての意識調査をみますと、多くの人たちがよく理解しているように見えます。

ところが障害のある人に必要な施設を作ろうとすると、近所の人たちが反対運動を起こすことがあります。

これは理解が頭の中だけにとどまって、本当の意味で理解していないからです。

以前に、九州のある小学校でなかよし学級という障害児学級が遠足を計画しました。障害が重度の子どもが多いので大きい子どもの援助が必要です。そこで六年生に一緒に行ってもらうことになりました。遠足のあと六年の子どもは作文にこう書いています。

「遠足に行く前になかよし学級の人たちがあいさつにきました。なかよしの人とあく手するなど、とてもいやでたまらなかったけど思い切ってしました。ふつうとかわらなかったので、なんだどうもないなあと思いました。普通の人みたいだと思いました」

 

011-1.gif

 

この子どもは同じ学校で毎日、なかよし学級の障害のある人を見てはいたのですが、からだで接触したことのない子どもは、なかよしの子どもは普通の子どもとは思ってなかったのです。別の子どもは、

「手をつないでいくのは、なかよし学

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION