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第2分科会 「考えよう家族のあり方」

長野県 やまびこ会(諏訪)

櫻井 八吉

 

1. 患者に対する付き合い方

家族の中に精神疾患の息子をもって驚いています。あまりの事で家族は「どうして」と原因がわからず混乱しました。

発病後、身内から「親の目のそそぎ方が悪い」と責められて、少、中、高校在学中は何の不可もなく来たのにと思いました。親の期待にそうよう勉学に励んできたのですが、科目の中でのつまづきが脳裏にあり、充分な睡眠がとれずに発病に至ったのだと思います。

精神分裂病は脳に起こった医学的疾患です。私たち家族は「気持ちや行動が社会の偏見や周囲の人々の言動に振り回されないで街に出よう。」患者は特有的に、春は草木の芽が出る月の前、秋は小春日和の時節前に調子を崩す。家族は患者の言動を観察し薬の呑み忘れのないようにしたい。再発しても最小限の薬の替えと量で対応できますが、常に気を配っていき日々平穏に生活し、独リ部屋に閉じこもらないで一家団欒し、就寝まで一緒にいて孤独にさせないようにしています。

障害年金も自分で管理させていますが無駄遣いはしなくなりました。

2. 家族会が社会復帰に向けた取り組み

家族会は、患者を抱える家族が情報を収集し悩みを相談でき信頼できる人の集まりの場ですが、2ヵ月毎の定例会は家族患者現況開示場、社会復帰を希望する患者の家族が7人いますが、現在は作業所に通所して革細工や精密部品のケバ取リ、寒天の袋詰め、枕作りで4時間作業しています。その中で根気の続く人達を軽作業就職可能として、作業所長と相談して決定していく。

社会復帰希望の通所者家族の出席を得て、県障害者職業センター担当者の説明をいただいて、本人と家族の同意を得、職業訓練を2ヵ月経て本人適応の事案所へ雇用してもらう。

 

 

 

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