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第2回自治体研修会

「公的介護保険とふれあい・助け合い」に全国の自治体職員の方が集まりました。

〜自治体プロジェクト〜

 

前年度に引き続き、98年度も自治体職員を対象にした研修会を10月22、23日に東京・芝マイプラザにおいて、社団法人長寿社会文化協会と共催で実施しました。この研修会は、施行を525日後に控えた介護保険を、公的サービスとボランティア団体のふれあい・助け合い活動が車の両輪として連携して進めていくことの必要性を自治体に理解してもらうことを目的に行っているものです。北は北海道から南は宮崎県まで、県・市町村の介護保険担当者または市民活動担当職員を中心に約130名の参加がありました。

まず1日目は厚生省・自治省から介護保険制度の現状、市民参加のあり方の説明。堀田理事長から公的介護保険とボランティアの連携に向けた理念・方法についての基調講演。続いて、実践事例では、行政の取り組みとして高浜市の森市長から、市民団体サイドからは「さわやか愛知」の川上代表から発表をいただきました。

23日は、午前中はホームヘルプ、給食等のサービスの分野ごとに6つの市民団体からボランティア団体の活動について発表いただき、午後からは3つのグループに分けてワークショップを実施、助け合いの輪を広げるためには何が必要かを討議してもらいました。

参加者アンケートによれば、ボランティア団体の活動の必要性等については、多くの方にご理解いただけたものと思います。ただし発表事例が市規模のものに限られており、町・村、郡部での事例や方策を十分に提供できなかったことは次回の課題です。

こうした研修会を通じて、自治体のボランティア団体への支援や協働が進むことを期待しています。市民団体のみなさんもぜひ各地で自治体に働きかけてください。(奥村)

 

 

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