‐がさわらの里‐
息苦しくて目を覚ますと、右足の甲から指にかけて「雪見だいふく」のように腫れていた。何のこれしき!靴下4枚重ねのテーピングで再度石薬師にチャレンジ。そして今日はその先、庄野、亀山まで…。国道1号をひたすらヨタヨタ。雨の昨日、一昨日とは裏腹に、今日の石薬師は紅白の幟も鮮やかにやさしく迎えてくれた。境内の水子地蔵尊に若い夫婦がひっそりと拝んでいる。どのくらい休んだのだろうか、ボクは何も考えずに手だけを合わせてやおら次に歩を進めた。ヨタヨタながら不思議なことにさほど苦もなく庄野到着。「庄野」は竹やぶをバックに雨の坂道の絵、土地の人はこの竹やぶを「がさわら」と呼んでいる。この絵の場所に、明治まで「おこん茶屋」かあったとか、さあそれからか大変、茶屋跡探しにあちこちヨタヨタ。ヨタヨタ、ヨタヨタでまた半日。