検索のキーワードを「公的介護保険」とすると数は大きく減少した。しかし「介護保険」検索で中身をみると当初は民間企業や郵便局関連の「介護保険」記事だったものが、次第に「公的介護保険」一色になってくる。94年2月には"幻の「国民福祉税」"が登場し、世間を驚かせたが、翌95年(平成7年)7月、時の村山総理大臣に、社会保障制度審議会が、33年ぶりの勧告として公的介護保険の導入の必要性を答申し、「介護は保険で」という流れが一気に強まってくる。厚生省は当初97年度からの施行をめざした法案提出を考えていたが(従って96年の記事が多い)、紆余曲折の結果、97年の臨時国会でようやく成立、2000年4月からの施行となった。