OECD諸国からの人数は全観光客数の5%と少ない。(図4-10-1 シリア観光客数、図4-10-2 主要OECD諸国からの観光客数参照)
日本からの観光客数は総数は少ないものの着実に増加している。今回の視察時点で観光省スタッフより、97年の実績としては約8,500人の日本人観光客入国が記録されたとの報告を受けた。
月別の旅行者数を見ると、アラブ人と非アラブ人では若干傾向が異なっている。すなわち、アラブ人旅行者のピークは年1回8月であるが、非アラブ人旅行者のピークは4月と8月の年2回に分かれている。観光業関係者の話しでは、4月頃が最も天候が良く旅行者が多くなる。更に、この時期ヨーロッパ等では復活祭のために長期休暇をとれるので、都合が良いのであろう。また、8月の非アラブ人旅行者数のピークは、ラタキア等地中海側への旅客増加によるところが大きい。