3] 開催時期・開催地:1997年1月、奈良(日本)
主催:WTO、UNESCO、APTEC
会議名等:「奈良シルクロード・トラベルフォーラム」
参加国:17カ国と1地域
成果:シルクロードセミナーの開催
シルクロード観光資源についてのプレゼンテーション
4] 開催時期・開催地:1997年4月、テヘラン(イラン)
主催:WTO
会議名等:シルクロード国際会議
参加国:27カ国
成果:勧告 シルクロード関係国の文化交流の拡大、共同市場開発
新商品開発、旅行商品品質の向上
5] 開催時期・開催地:1997年9月、ビシュケク(キルギス共和国)
主催:WTO、UNESCO、UNDP
会議名等:シルクロード国際会議「観光と環境」
参加国:20カ国、120名
6] 開催時期・開催地:1998年2月、京都(日本)
主催:WTO、UNESCO、APTEC
会議名等:「シルクロードトラベルフォーラム」
参加国:13カ国、250名
成果:シルクロード各国の官民観光担当者と日本側出席者を前にAPTECの調査報告と相互交流
(2) 今年の動き
今年のシルクロード観光促進を目的とした会議については2度開催されている。一つはカザフスタンのアルマーティにおいてWTOとカザフスタンの共催により9月28日より10月2日までの6日間にわたって行われた。「WTOシルクロードツアーオペレーター・ワークショップ」として招集されたこの会議には、ヨーロッパ、北米、アジア等観光客送出国の旅行会社やシルクロード沿道国のツアーオペレーター等、20カ国102名が参加し、シルクロード諸国が外国人観光客誘致拡大を目指した具体策の検討が行われた。
ワークショップにおいて提出された問題点としては、各国、個別のビザ発給システム、旅行者が必要な情報の不足、税関吏や入国審査官の対応の悪さ、観光関係人材の不足等が指摘された。
続いて、1998年11月2日から11月5日までの4日間、グルジア共和国のトビリシにて、WTOとグルジア共和国の主催による「第3回シルクロード国際会議」が開催された。当会議ではシルクロード関係国におけるシルクロード観光促進に向けた意見交換が行われた。WTOよりシルクロードプロジェクトの進行状況、またグルジアの代表よりグルジア観光の現況報告があり、続いて各国代表により、それぞれの国の観光振興への取り組み、問題点の指摘がなされた。一方、観光客を送り出す側の主要マーケットからの参加者からは、シルクロード沿線国に対して観光振興のための提言が行われた。同時に、宿泊施設、交通関連アクセス、観光投資に関する項目も議題として取り上げられた。