2.2.5 インターフェース基板
測位演算CPU基板より、RS-232Cを介して入力される測位結果情報を、ARINC-429で出力する機能、及び気圧高度計からの情報を取り込み、RS-232Cで測位演算CPU基板へ出力する機能を有するインターフェース基板を、汎用Z80 CPU基板及び既開発のARINC-429回路を組みあわせてVME基板上に構成した。
2.2.5.1 インターフェース部仕様
(1) 気圧高度計入力
入力範囲 -1000ft〜35000ft
気圧高度計からの信号(10ビットパラレル信号)を入力しフォーマット変換を行い、測位演算 CPUへ出力する。
(2) QNH補正値入力
入力範囲28.1(0V)〜31.0(5V)(inch Hg)
ポテンショメーターによるQNHの補正値を12ビットのA/D変換を行い、測位演算CPUへ出力する。
(3) ARINC-429
RTCA DO-229A Appendix HのTABLE H-1 MINIMAM GPS OUTPUTに記載されているデータを、ARINC-429にて出力する。
(4) RS-232C
インターフェース基板と測位演算CPUの通信を行う。
ボーレート 19200bps
データビット数 8ビット
パリテイ 偶数
ストップビット 1ビット
データ入出力周期 200ms
(5) 使用温度範囲
0℃〜55℃
(6) 消費電力
5W以下