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ケース・スタディ 6

 

日本到着後に、帰国便の変更を客から言われたら?

 

ICTガイドとして変更の手続きを代行せざるを得ない場合がある。先ず、客の所持するAIR TICKETか変更可能なTKTが否か確認する必要がある。発券条件が複雑であるので航空会社に提示して判断してもらう。変更可能な場合は(その内容に依り次のケースが考えられる。

 

イ)同一キャリヤーで日付変更…電話のみにて変更可能(念のため後刻、エアライン・カウンターにてステッカー処理〈添付〉してもらう。)

口)当該区間でキャリヤー変更…オリジナルbookingのエアラインのエンドース endorsement(裏書き)が必要。

ハ)ルート変更(例:NRT(BA)LHR(SK)CPH→NRT(KE)SEL(SK)CPH)

変更便の予約が可能であることを確認した上で、先ずinitial carrier(この場合BA)のカウンターへTKTを持参して裏書き(承認)をもらい、変更するエアライン(この場合KE)のカウンターにエンドースされたTKTを提示して、仮予約した便・ルートに変更してもらう。

この場合、sectorがオリジナルと異なってくるため、日本発のinitial carrierがリー・ルート(re-routing)で生じる差額計算をし、全く新しいTKTを再発行(re-issue)する。

生じた差額はオーバーする場合はカウンターにて支払い、返金がある場合には、Voucher(MCO)が発行され、refundは、オリジナルTKTの購入、AGTに請求する。

 

ケース・スタディ 7

 

関西空港(又は伊丹空港など)から成田空港に来て、国際線に乗継ぐ場合は?

 

イ)現在、成田空港へ乗り入れている国内線は、JALとANAの2つのキャリアーに限定されており、関西、伊丹、新千歳、福岡の各空港から発着している。

ロ)国際線乗継ぎ便のチェックインは、原則的に上記発の空港で可能で、搭乗券も入手可。

ハ)荷物については、JAL、ANAの国際線を利用する場合には、最終目的地までスルーでチェック可能。他のエアラインで国際線を利用する場合は、荷物はNRTまでしか預けることは出来ない。

ニ)成田空港でのPSFCは、乗継ぎの場合でもチャージされる。

ホ)国内線発地空港では、いづれの場合でもchecked baggageのX線検査を受ける。

ヘ)成田空港での動線は、先ず成田空港第2旅客ターミナルの2階に到着し、預けた荷物を引き取り(スルーの場合は自動的にトランスファーされるので不要)

ト)国際線の搭乗便が同じ第2ターミナル発の場合は、そのまま出発ロビーの4階のチェックインカウンターへ(スルーチェックインした場合は、出国審査上へ進行)

チ)国際線の搭乗便が第1ターミナルの場合は、1階出口を出て面前にあるConnection Busのバスストップ(18番/無料)から所要10分で第1へ移動し、1階から出発ロビー4階へ。

 

 

 

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