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ケース・スタディ 3

 

ホテル到着時(又は滞在中)病人が出たら?

 

まず本人の病状を的確に把握し、フロアー・マネージャー(ナイト・.マネジヤー副支配人)に連絡し協力を要請する。ホテルによってホーム・ドクターをかかえている場合、又は医務室がある場合にはそこで対応するか、ホテルと契約していたり、懇意にしている診療所・病院等へ連絡して往診してもらう。

緊急の場合はナイトマネジャー経由、救急車を手配。通例ガイドは医者と病人の間に入って通訳をすることになる。(従って、病気・病状に関する医療用語を修得しておく必要がある。)

 

ケース・スタディ 4

 

ホテル滞在中の客と初めて会って、観光(又は出国斡旋)をする場合のミート方法は?

 

前日に、本人(個人客)、又はツア・コン(団体客)に確認のため、電話連絡をとり、集合場所・時間を確認する。

個人客の集合場所は、ロビー内のベルデスクにする場合が多い。一般の定期観光バスの参加客の集合場所も、通常はベルデスク又はフロント・インフォメーション付近の場合が多い。

団体客の集合場所はホテルにより宴会ロビー(バンケ・ロビー/banquet floor)の場合もあるので、そのホテルの特殊状況を事前に承知しておく。

※ケース・スタディ3、4については、次項の「ホテルの機能」を参照。

 

ケース・スタディ 5

 

ホテルへの客の問合せを電話で行う場合、客名、又は団体名を言う時に誤解のないように綴りを言う方法は?

 

邦文電報託送の場合に「イロハのイ、ハガキのハ…と送信する如く、ABCの送達方法がある。慣例として航空会社に対する場合とホテルなどに対する場合と2種類のやり方がある。言い方は「AmericaのA/BakerのB」、又は単に「America/Baker」と連続短縮する。("C as in for Charlie")

 

A(America/Able) B(Bombay/Baker) C(China/Charlie)

D(Denmark/David) E(England/Easy) F(France/Fox)

G(Germany/George) H(Hongkong/How) I(Italy/Item)

J(Japan/Jack) K(Kobe/King) L(London/Lily)

M(Mexico/Mike) N(New York/Nancy) O(Osaka/Over)

P(Poland/Peter) Q(Quecn/Queen) R(Rome/Roger)

S(Shanhai/Sugar) T(Tokyo/Tiger) U(Union/Uncle)

V(Vcnicc/Victory) W(Washington/Whisky) X(X-ray/X-ray)

Y(Yokohama/York) Z(Zero/Zebra)

 

(注)カッコ内の初めのが主にホテル間で、後のがエアライン間で使われる言い方。この他の単語を用いる場合もあり得るのでく上記が唯一絶対ではない。

 

 

 

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