3. 安全指針について
現時点で、舞台機構の安全指針として、1990年3月に刊行されました(財)日本建築センター「懸垂物安全指針・同解説」と1996年11月に刊行されました(社)劇場演出空間技術協会「吊物装置安全指針・同解説」があります。
「懸垂物安全指針・同解説」は建物内の上部に懸垂または、取付ける100kg以上の懸垂物に適用されます。
「吊物装置安全指針・同解説」は劇場の舞台等演出空間に設置する吊物機構(客席内を演出対象にする場合を含む)に適用されます。
共に、設計、施工、維持、管理等の段階にわたり安全にかかわる規準を示し、装置の安全性を高め事故防止を計ることを目的としております。
また、現在床機構装置については、(社)劇場演出空間技術協会の舞台機構部会で安全指針作成が進行しております。
安全指針の主要な事項を紹介しておきます。