吊り物機構は、用途・方式等により種類が多く色々に分けられていますが、ここでは、身近な下記の四種類を選びました。
A.手動巻取式
B.手動カウンターウェート式
C.電動カウンターウェート式
D.電動巻取式
[A]手動巻取式
吊り物の重さを総て人力で巻取る為、パイプに吊るす物は軽いものに限ります。(例えば、看板とかスローガンを書いた布の様なもの。操作が簡単で大変便利なものです。
テニスやバレーのネットを張る時の物と同じで、力の方向を変え昇降型にしたものです。
[B]手動カウンターウェート式
バトンに吊す重さとカウンターウェートとのパランスを取る事で人力で操作するものです。特徴は昇降のスピードに変化を付けることが出来る事です。網元と呼ばれる所で吊り物の重に応じて、カウンターウェートを積み重ねたり取りはずしたりしなければなりません。吊り物の重さと鎮を同じ重さにする事をくれぐれも注意して下さい。
[C]電動カウンターウェート式
カウンターウェートでバランスを取る事は同じですが、スノ子の上部にウインチを取り付け、ワイヤーを一度ウインチに巻き付けるので手引きのロープは有りません。総て電動で操作する為、重さのパランスが少々くずれても心配有りません。
[D]電動巻取式
ワイヤーを直接巻取ドラムに取り込む様で出来ておりますので、カウンターウェートや、網元等は必要有りません。制限重量は守って下さい。