あいさつ
今日、人々は心豊かな生活を求めております。日本の芸術文化はそれに応えるべく様々に変化を見せはじめ、近年のますます厳しい財政状況にあって、(社)全国公立文化施設協会会員の約千三百四十をこえる地域文化施設は様々な努力をはらっています。機能を十分に発揮させて地域文化の向上を図っていくことが公立文化施設の重要な課題であり、なお、地域の文化向上の拠点となるよう積極的な取組みと効率的な運営が望まれるところであります。
このたび「地域文化活性化のための人材育成」事業の一環として、全国7地区において「地区協技術研修」を実施したものであり、これを資料としてとりまとめました。今後、研修受講者におかれましては、これを機に一層研鑽に努められるとともに、広く施設職員が本資料を参考にして戴ければ幸いです。
なお、研修に当たっては、財団法人日本船舶振興会(日本財団)の補助事業として採択いただいたものです。紙面を借りて厚く御礼を申し上げます。
終わりに、この研修の実施にあたりご協力を戴いた各地区会長館、技術委員会、実施担当館及び関係者の皆様方に心から感謝いたします。
平成11年2月
社団法人 全国公立文化施設協会
会長 三善 晃