6 旧 津浦(つぶら)
集落中央の国道403号線に沿ったやや西よりに、南を向いて位置する。
家屋は中門造で、前面と下手側面に中門が張り出す。建築年代は聞き取りによれば約120年前である。
本屋は寄棟造トタン葺き、桁行6間、梁間3間半である。前中門は出2間、幅2間半で張り出していたが、前面の道路の拡幅のために撤去された。
本屋下手側面の中門は水屋で、切妻造トタン葺き、出1間、幅4間、2階建てである。
間取りは広間型で、奥は座敷1間、下って2間に分かれる。仏間は奥の座敷の背面におさめられ、表を向く。
改造は、聞き取りによれば昭和30年頃2階部分を造築、平成6年に茅葺き屋根の上にトタンを被せたということである。