日本財団 図書館


(2)運営計画

 

運営の基本方針

・ 国際観光テーマ地区の松江・出雲テーマゾーンを訪れる外国人観光客、日本人観光客の情報提供・体験・交流拠点として位置付け、周辺施設との連携を図るものとする。

 

・ 市民レベルでの国際交流の促進という目的から、地域住民の文化活動やボランティア活動等による参加を促し、日常的な交流の活性化に努める。

 

・ 周辺地域に居住する外国人の交流拠点としての活用も図っていく。

 

・ 当拠点施設で企画する体験・交流イベントにおける利用料金は原則として無料とする。

ただし、伝統工芸などをテーマに催される簡単な体験教室や講習などでの材料費程度の実費は、適宜利用料設定を行うものとする。

 

利用促進策

1] テーマルートの紹介

・ 松江・出雲テーマゾーンで展開される8つのテーマルートに基づいて、周辺の各施設で体験できる内容を案内、紹介する。(表II-6)

 

・ 個々の体験メニューは、体系的に分かりやすく紹介し、各来訪者の希望に適った体験が得られるように努めていく。

 

・ 特に、予約が必要な施設や、具体的な創作、体験メニュー等については、時間的なスケジュールや旅の日程にフレキシブルに対応できる体制づくりを目指していく。

 

2] イベントの開催

・ 地域の伝統芸能・伝統工芸・特産品の物産展や国際交流イベントなど、松江市内で催される大規模なイベントなどの情報を常に提供し、これらのメイン会場とタイアップさせ、サテライト会場として催しも行っていく。

各イベントのメイン会場の案内・紹介を兼ねるとともに、誘客の促進と活性化を図っていく。

主催者をはじめ、CATVや地元放送局などのメディア機関の協力を得ながら、水郷祭など松江を代表するイベントの際、大型映像によるリアルタイムな中継を図ることも考えられる。

 

・ 国際交流拠点施設においても、定期的にイベントを企画・開催する他、地域の市民文化団体・サークルやボランティア団体等に積極的に場の開放をするなど有効利用を図り、常にさまざまな形の交流が行われるように努めていく。

 

・ 国際交流拠点の施設で開催可能な体験メニューの例を表II-7にあげる。

 

 

 

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