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(3)人口

 

・ 平成9年現在の松江市人口は、149,821人、世帯数は、55,965世帯で、島根県人口768,210人の約2割である。

 

・ 昭和60年からの推移では7%増と、減少の続く島根県全体にあって微増ではあるものの増加傾向を示している。

 

図I-4 松江市の人口推移

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(4)産業構造

 

・ 松江市の平成7年の就業人口は74,130人で、人口のほぼ半数が就業しており、産業別就業者数の割合は、第一次産業5.4%、第二次産業19.7%、第三次産業74.6%となっている。

 

・ 第二次産業の就業者数は、平成2年比で3.7%増加しているが、製造業は9.0%減少している。伝統産業である和菓子・楽山焼・八雲塗の他、近代工業では新産業都市の指定もあって工業団地の進出も見られたが、これら製造業の事業所規模・出荷額ともに低く、零細なものがほとんどで、製造品出荷額も昭和59年の1.2倍にとどまっている。

 

・ 第三次産業の就業者数は全体の75%を占め、年間商品販売額で卸売業は県全体の47%、小売業は24%を占めるなど、広い商圏をもっている。

しかし、近年、JR松江駅および旧市街地外縁部の主要幹線道路沿いにロードサイドマーケットの出展ラッシュに見舞われ、中心市街地の空洞化が問題となっている。

 

・ 市内純生産に占める第一次産業の割合は、0.8%(平成5年度)で、産業における地位の低下が進んでいる。

宍道湖でのしじみ漁に代表される内水面漁業においても、経営体のほとんどが個人経営であり、漁獲量は年々減少している。

 

 

 

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