I. 国際観光テーマ地区および計画地区の概要
1. 位置および社会条件等
(1)松江市の位置
・ 松江市は、山陰のほぼ中央、島根県の北東部に位置する県庁所在都市で、山陽の中核都市広島市、岡山市から約180kmの距離にある。
・ 古代出雲文化発祥の地として長い歴史と豊かな伝統を育み、藩政時代の松平氏による繁栄を経て、明治4年、島根県の県庁所在都市となり、以来、新産業都市・地方拠点都市などの指定を受け、島根県はもとより山陰の政治・経済・文化の中心的役割を担ってきた。
・ 中海と宍道湖に囲まれた市街地に、松江城をはじめ武家屋敷の町並みや堀川などの城下町の面影が今も残る「水の都」で、文豪 小泉八雲がこよなく愛し、世界へ広く紹介された国際文化観光都市(昭和26年3月指定)でもある。