資料6-2 (日本気象協会が実施している配信サービス)
1. システムの基本概要
1.1 システムの構成と基本機能説明
本システムは、新鋭のパソコンを用い、通信衛星を利用して気象情報の送信と受信を行うシステムである。衛星通信プロトコル対応の送信システムは、財団法人日本気象協会(以下JWA)中央本部に設置する。エンドユーザ側に設置する受信バッファシステムは、パソコン本体と専用の通信ボードで構成する。
各システムは以下に示すような処理を行うものである。
(1) 送信端末システム
JWA中央本部内に設置されたMICOSサーバ装置から送信電文を取り出し電文種別毎に付加情報(LCGNとLCN)をつけて衛星通信プロトコルにて送信を行う。
衛星通信プロトコルは、X.25フォーマットのフレーム同期単向送信を48kbpsで行うものであり、同じ電文を複数回繰り返し送信する。
(2) 受信バッファシステム
衛星通信プロトコルにより送信されてきた気象データの受信と蓄積を行う。受信電文は、付加情報(LCGNとLCN)をチェックし、一致したもののみを保存する。下位端末(気象情報表示パソコン等)からの電文要求により蓄積した電文をRS232C経由で受け渡す。この手順は、従来のMICOSバッファ装置と同じ仕様である。