資料6 通信衛星(CS)を活用したデータ配信システム構成仕様
資料6-1 (システム構成)
1. 前書き
本説明書は、日本気象協会が構築するCVSを用いたデータ配信システムの概要について述べたものです。
2. システムの概要
本システムは通信衛星(JC・SAT2号)を利用し、48kbps及び9.6kbpsデータ同報回線(片方向)を構築します。
本システムのネットワーク構成を図1に示します。
気象協会から送出された48kbps及び9.6kbpsのデジタル信号はTA(eZ64kMUX-3X)経由で地上回線によりJFN衛星通信地球局に伝送されます。
JFN衛星通信地球局ではMUXにて48kbps及び9.6kbpsの信号を多重し、MODにてIF帯(140MHz帯)の信号に変調します。このIF帯信号はJFN設備においてKu帯(14GHz帯)の信号に周波数変換され、かつ増幅された後アンテナから通信衛星へ送信されます。
通信衛星ではこの信号を受信し、12GHz帯に周波数変換し、かつ増幅した後日本全土に対し送信します。(注:沖縄等、一部離島を除きます。)
各受信局では、この衛星からの電波を受信し、再び48kbps及び9.6kbpsのデジタル信号に復調します。