台湾、フィリピン、ベトナムにも黒砂はありますが、火山の国である日本から本物を輸入したいと思います。韓国も温泉開発が進んでおり、最初の開発から17年が経過し、15ヶ所の温泉地が現在800カ所となりました。温泉地同士の競争は激しくなってきています。韓国の温泉は湧出量300トン/日、300カ所、100温泉が営業していますが、日本の営業方法を学ぶ必要があります。韓国の温泉開発業者のほとんどは別府に視察に来ており、韓国の温泉業界も難しい状況です。
Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)
ご招待ありがとうございます。台東温泉のホテルロイヤル知本から来ました。10年前に大阪で勉強した経験がありますので日本語で話します。私は、ホテルロイヤル知本に勤めて6年目で、フロント副総支配人です。日本で有名な温泉は3,000カ所あります。台湾には140カ所程度の温泉地がありますが、有名な温泉は平東と知本の2カ所だけです。日本人は温泉が大好きですが、台湾でも人気が出てきています。ホテルロイヤル知本は183室、17万人/年の宿泊があり、稼働率は80%、平均室料は19,000円で、泉質はPH7.8〜8.5です。台湾の温泉と日本の温泉の違いは日本の方が競争が厳しいことです。台東県の人口は25万人、台湾全土で2,200万人ですが、日本の人口は1億2,000万人で土地面積は台湾の7倍、有名な温泉地が3,000ヶ所あります。対して台湾は平東の新しい温泉と知本のロイヤルの2カ所だけです。ホテルロイヤル知本の特徴は温泉で、利用客の7割は台北からとなっています。台南と高雄、そして日本からの利用客が各1割ずっとなっています。外国人といえば日本人です。
Yane-Yien FAN氏(台湾)
ご招待いただき、大変ありがとうございます。今回のプログラムではいろいろ勉強したいと思っています。施設のメンテナンス担当エンジニアです。
畠野氏(別府市役所)
別府について説明。
Suk-Jong HAHM氏(韓国)
韓国の裕福な人々の旅行の主流は温泉とゴルフ、そして釣りとなりますので、パッケージツアーを造成して、販売すれば良いと思います。そのような旅行商品がありますか。
畠野氏(別府市役所)
旅行会社が販売していいると思いますが、ゴルフは含まれていないと思います。外国人旅行は別府lヶ所滞在でなく、周遊型なのでその種のツアーは難しいようです。
Suk-Jong HAHM氏(韓国)
旅行形態は滞在型と周遊型の2つに分類されるが、韓国の上流階級の人々は滞在型を好みます。温泉地に滞在し、ゴルフ、買い物などができるSIT(Special Interested Tour)ツアーがあれば良いと思います。期間的には、3泊から1週間程度が人気となっています。また、マーケティングが必要となります。周遊型、またはSIT、どちらに力を入れていくかなど考える必要があります。