4.2 アンケート調査結果の分析
アンケート調査の集計結果は巻末資料編に示す通りである。ここでは、このうち特徴的な事項について分析する。
(1) 自宅出発時刻等
●実証実験時の自宅出発時刻で最も多いのはAルートで6:30〜7:00、Bルートで7:00〜7:30であり、いずれも普段の自宅出発時刻より1ランク早くなっている。
1] 今回の実証実験参加モニターの多くが官公庁職員であり、始業時間は8:30が大半である。
2] 普段の自宅出発時刻で最も多いのはAルートで7:00〜7:30、Bルートで7:30〜8:00、勤務先到着時刻はいずれも8:00〜8:30である。
3] しかし、実証実験時には不慣れな行動を余儀なくされることから、自宅出発時刻はいずれも1ランク早まっている。
4] これらは、システムバス乗車時間がマイカー乗車時間と比べて短縮されなかった実態とあいまって、「時間に対する不満」を増大させたと思われる。