第4章 松山市におけるガイドラインに沿った施策案の検討
1. 新たな物流システム構築に係わる機能拡充の進め方
(1)基本的な考え方
松山港地域における機能拡充の方向性として整理した様々な取り組みは、現状で実行していくべき取り組み、松山港地域関係者だけでは対応困難な取り組みといったレベルの異なるものが混在している。
また、なお、ハードインフラ(施設)の整備は、港湾整備事業等の予算配分状況にその進捗が大きく左右される。また、ソフトインフラ(サービス内容、利用・運用方式等)は、民間事業としての事業環境の整備等の時間を要する取り組みもある。
このため、松山港地域における新たな物流システムの実用化に向けては、以下に示す考え方に基づきレベルを区分して取り組んでいくことが必要となる。