(4)松山港地域背後圏における国内物流体系(四国島外)の現況
松山港地域背後圏を発着地とする四国島外との間における貨物流動は、輸送総量が多い基礎産業物資(化学工業品、鉱産品)は内航海運が主に分担し、小ロットで時間的制約の強い一般消費物資(雑工業品、軽工業品、農水産品)はトラック(フェリー含む)が主に分担しており、それぞれの特性を活かした物資輸送体系となっている。
一方、鉄道輸送および航空輸送については、それぞれの特性を活かした貨物輸送を担っているものの、トラック輸送の利便性、内航海運の経済性に対する競争力が十分に確保できないことから、量的には少ないものとなっている。