2] ヒアリング調査結果から
1) 鉄道
鉄道輸送の改善点としては、問題点でも指摘のあったとおり、「トータル輸送時間の短縮」の意見が多い。また、「リードタイムや到着時間の正確性が重要」、「鉄道コンテナのバリエーションを増加してほしい」、「運賃の刻みを細かくしてほしい」、「鉄道コンテナ列車の本数が少なく、輸送枠の確保が難しい」、「鉄道駅間とのフィーダー輸送時間の短縮」、「運賃の内訳や仕組みがよくわからない」などの声がきかれた。
2) 内航海運・長距離フェリー
内航海運・長距離フェリーの改善点としても、「トータル輸送時間の短縮」があげられている。また、「リードタイムや到着時間の正確性が重要」との声もあった。
また、「運賃の内訳や仕組みについてよくわからない」との指摘に対する改善も必要と思われる。
(2) モーダルシフトを考えない理由
アンケート調査結果から、モーダルシフトを考えない理由として、6割近くの荷主企業が「現在の輸送方法と比較して輸送時間が長くなること」をあげており(57件、58.2%)、所要時間短縮がモーダルシフトにあたっての大きな課題となっている。