(b)鉄道
鉄道では、エネルギー効率の良い制御方法の採用及び、アルミ合金、ステンレス鋼の採用により軽量化が進められた省エネ型車両の導入が進められており、従来の車両よりエネルギー効率が約40%良い車両も登場しています。エネルギー効率の良い制御方法には、VVVF制御、チョッパ制御があります。
省エネ型革両の導入
→エネルギー効率の良い制御方法の導入
→軽量化
● 高効率電気機関車

●新型電車

(c)船舶
船舶では、推進抵抗の軽減、船体の軽量化、エンジンの効率改善、船内エネルギーの有効活用など推進効率の向上を目指した技術開発が進められ、これらの成果が実船に活用されてきました。船舶はエネルギー消費効率が良い輸送機関であるといわれていますが、更に推進効率を高めエネルギー消費量を少なくすることで、二酸化炭素排出量を削減することができます。このため、運輸省においては、海上輸送部門におけるさらなる推進効率の向上をめざした技術開発等が進められています。

● 通常の単胴船型で同排水量の船舶と比較して、所要馬力を約半分に削減した高速カーフェリー

(d)航空
航空では、搭載品の軽量化、効率的な飛行経路の設定による燃費改善が進められてきました。エネルギー効率の良い高性能な新型航空機の導入も進められています。また、大規模空港等において地上駐機時に地上電源を使うと、航空機に搭載した燃料を使う場合に比べてエネルギーの消費が抑えられ、環境保全につながります。

● 従来の同規模の航空機ボーイング747に比べ、燃料消費量が約3分の1少ないボーイング777-300

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