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第5章 マニュアルの整備について

シミュレーションプログラムを運用する際のマニュアルの項目について、以下に示す。

 

5.1 マニュアルの構成

 

マニュアルの構成を以下に示す。

1)津波計算処理の流れ

2)地形データ作成方法についての説明

3)プログラムの構成

4)各プログラムの操作説明

5)計算結果の判読資料

 

(1)津波計算処理の流れ

計算から図面出力に至るプログラムの全体的な操作手順を記述した。

プログラムの使用は、計算、出力のための条件、データ名等を記入した計算条件を記述したファイルを作成し、EWSのコマンドラインから使用プログラムに読み込ませることによって行う。

 

(2)地形データ作成方法についての説明

当研究で対象とした港湾以外の港湾を計算する時は、新たに地形データを作成することとなるが、地形データの作成方法について記述した。

 

(3)プログラムの構成

プログラムの全体構成について記述した。

EWSに移植するプログラム構成は以下の通りである。

1]計算プログラム

2]出力プログラム群

 

(4)各プログラムの操作説明

計算プログラム、図化プログラムの各プログラムについて、計算条件ファイルに記述するべき各変数の説明、必要な入力ファイル及び出力ファイル種類について記述した。

 

(5)計算結果の判読資料

計算で求められた結果より、港湾域における船舶航行の安全性を判断するための資料を収集整理し、記述した。整理項目を以下に挙げる。

・津波高と漁船被害率の関係

・港内係留船舶に対する津波水位、流速の影響

・船舶の沖出し所用時間

・海上構造物上での作業員の退避時間

 

 

 

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