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図3-1-10(2) 尾鷲港における津波流速分布(地震発生22分後)(昭和東南海地震)

 

(2)須崎港

須崎港における津波水位時系列出力点を図3-1-11に、津波水位時系列及び津波流速時系列を相田(1981)モデル及びKato(1983)モデルについて図3-1-12(1)〜3-1-12(10)に示す。

両モデル共に湾奥での水位は4m前後となっている。また、Kato(1983)モデルの方が、相田(1981)モデルに対し、やや短周期となっており、湾口部と湾奥部での水位の振幅の比はKato(1983)モデルの方がやや大きくなっている。

須崎港における流速ベクトル分布図を相田(1981)モデルについて図3-1-13(1)、図3-1-13(2)に示す。地震発生50分後では湾外に流出する流れであり、湾口付近で渦を巻いていることが分かる。地震発生60分後では、湾内に流入する流れとなっており、最大流速は5m/secを越えている。

 

 

 

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