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2] JERS-1

RADARSAT以外のSARとしてJERS-1/SAR画像3シーンを使用した。表3にJERS-1/SARの諸元を示した。JERS-1/SARはRADARSATと比較して、波長がLバンドであること、入射角が大きいことなどの点で大きく異なる。

本研究では、'97年3月26日、'98年1月27日、'98年1月28日の3日について網走沖を中心とする各2シーンを購入し、モザイク処理により1枚の画像とした。

 

表3 JERS-1/SARの諸元

011-1.gif

 

(2)可視画像

SAR画像は人間の目視と異なる特徴量をもとにしているため、SAR画像だけから流氷の種類や状態まで判読することは危険である。このためシートゥルースとして可視画像を利用することとしSPOT/HRV画像を購入した。各日付について網走沖を中心とする4シーンを購入し、モザイク処理した。

購入日:'98年1月28日、'98年2月8日、'98年2月18日、'98年2月24日

SPOT/HRVの空間解像度は20mである。

(3)目視観察データ

可視画像のほかのシートゥルースデータとして目視観察による流氷分布・密接度図を利用した。利用したのは以下の航空機(ヘリ)による目視観察結果である。

1] 第一管区海上保安本部ビーチクラフト機('98年1月27日、図4)

2] 巡視船「そうや」搭載ヘリ('98年2月8日、図5)

(4)気象データ

画像撮影時の気象条件を把握するため、網走地方気象台における気温、風向・風速、天気を収集した(表4、表5)。

 

 

 

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