(2)可視画像
SAR画像は人間の目視と異なる特徴量をもとにしているため、SAR画像だけから流氷の種類や状態まで判読することは危険である。このためシートゥルースとして可視画像を利用することとしSPOT/HRV画像を購入した。各日付について網走沖を中心とする4シーンを購入し、モザイク処理した。
購入日:'98年1月28日、'98年2月8日、'98年2月18日、'98年2月24日
SPOT/HRVの空間解像度は20mである。
(3)目視観察データ
可視画像のほかのシートゥルースデータとして目視観察による流氷分布・密接度図を利用した。利用したのは以下の航空機(ヘリ)による目視観察結果である。
1] 第一管区海上保安本部ビーチクラフト機('98年1月27日、図4)
2] 巡視船「そうや」搭載ヘリ('98年2月8日、図5)
(4)気象データ
画像撮影時の気象条件を把握するため、網走地方気象台における気温、風向・風速、天気を収集した(表4、表5)。