日本財団 図書館


津久見(つくみ)港 (海図1224) (港則法適用港、開港、出入国港、重要港湾)

豊後水道西側、津久見港奥にあり、主として石灰石、小野田セメントの製品の積出港である。また、北東〜東の風以外は三方の山で遮られているので、避難錨地として適している。

気象 気温は寒暖の差があまりなく、高温多湿の土地である。

春季と秋季は北東の風、夏季は東の風、冬季は西の風が多いが、港内は地形の状態から穏やかである。

錨地 港の南部にある津久見川河口の沖合東部で、水深13〜20mの所は低質泥で、北東〜南東の風以外のときの良い錨地であり、2000t以下の船舶が錨地する。

補給 各種十分に補給できる。

修理 500tまで修理できる造船所がある。

海上交通 保戸島との間に定期旅客船便がある。

その他 大分会場保安部津久見分室(別掲)・九州運輸局津久見海運支局(0972-82-2274)

門司税関大分税関支署津久見出張所(TEL0972-82-2325)

津久見港湾館(TEL0972-82-6325)

 

臼杵(うすき)湾 (海図1225) (港湾法適用港、地方港湾)

豊後水道北口西側、白杵湾奥にあり、北東方の風波にさらされるほかは比較的安全であるが、臼杵川河口付近は流砂のため水深は浅い。

湾の西側に下ノ江港(地方港湾)が、港内東部の板知屋に白杵漁港がある。

気象 春季・秋季は北東、夏季は東、冬季は北西の風が多い。春季から夏季にかけて霧の発生することが多い。

目標 湾の北西側は高く400m内外の山地が続き、中央付近の樫木山(高さ484m)は付近の最高峰で目立つ。

補給 各種十分に補給できる。

修理 3500tまで修理できる造船所が数社ある。

海上交通 八幡浜湾とのカーフェリー便がある。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION